平成12年10月の創業以来、広島市を拠点に地域に根ざした遠隔画像診断サービスを提供して参りました。皆さまのご理解とご協力のもと、現在広島県内を中心として30余のご施設に契約をいただき、11名の常勤医と8名の非常勤医(いずれも日本医学放射線学会専門医)で、画像診断業務の一端をお引き受けしています。少しずつですが広島県外に在住の画像診断医(以下読影医)にも協力をいただけるようになり、昨年には香川読影センターを開設することができました。
今後も、他の都道府県の読影医に賛同を求め、各地で同様の地域密着型遠隔画像診断サービスがご提供できるよう努めて参る所存です。
『専門医による画像診断をお求めの方へ』
近年の医療においてCT検査やMRI検査といった画像診断は診療に欠かせない存在となりました。一方で、マルチスライスCTや最新鋭MRI装置の普及による検査数の増加、一検査における画像枚数の増加が、読影医不足に拍車をかけています。
こうした状況の下、私達は少ない読影医が集約することで効率的かつ質の高い画像診断が行えるものと判断し、広島市内の画像診断センターを拠点に遠隔画像コンサルティングサービスをご提供しています。
毎日センターには複数の読影医が勤務し、緊急読影依頼にも対応、難解な症例についてはセンター外の読影医を含め即座に検討し合うことで質の向上を図るとともに、検査についてのご相談やレポートに対するお問い合わせにもスムーズに対応しています。全国的な展開をなされている大手事業所とは異なり、読影医自らが運営する'読影医寄り合い'的な会社であるため、各読影医が件数に追われることなく、一症例に必要充分な時間をかけて最善のレポートを作成しています。
また、厚生労働省や地方自治体が推進する健診事業にも協力し、胸部単純写真、胃透視、マンモグラフィの読影も行っております。
お陰様で、現在は11名の常勤読影医(マンモグラフィ健診制度管理中央委員会認定医8名)が集まる全国的にも類を見ない画像診断センターとなり、安定したサービスのご提供が可能となりました。今後も、賛同いただける読影医を全国から募り、より一層画像診断センターを充実させることで、少しでも多くの皆さまのご希望に添えるよう努めて参ります。
『放射線科の先生方へ』
既に言われて久しい'読影医不足'を解消するには、読影医を増やすしかありませんが、いまだ放射線科を選択する医学生や研修医が増加したという情報を耳にしません。日々の読影量に限界を感じつつも、取り巻く情勢から逃れるすべなく、終日ひたすら画像と向き合い疲弊している、そんな多くの読影医を見て彼らが魅力を感じるとは思えません。少なくとも彼らが魅力を感じる読影医、読影環境でない限り、入局者が増えることはないでしょう。
こんな状況を打破すべく、私達は読影医個人の能力や生活の変化に適応できる読影環境を確立するように努めて参りました。そしてようやくこれを実践できる基盤ができたように思います。いつでも複数人で検討し合える読影環境下で、一症例に必要充分な時間をかけて最善のレポートを作成し、それに見合った報酬を得る。読影医のQOLを高めることは、読影の質を高め、ひいては患者さんのためとなり、読影医の地位向上、入局者の増加に繋がると信じます。
また、年々増加傾向にある女性の先生方には、生活の変化に応じた就労をなせることは、他の診療科では得難いメリットのはずです。エムネスにおいてはこれまでに2人の先生が出産を迎え、ともに産前、産後と希望に添った無理のない程度の読影を行ってもらいました。(別項で2人が詳細を語っていますので是非ご覧ください。)
今後は一人でも多くの先生方に私達の読影スタイルを知っていただき、一緒に読影医の明るい未来を切り開いていきたいと思います。是非一度見学にお越しください。
代表取締役社長 北村 直幸